タイ(バンコク)のコンドミニアム物件一覧!購入の流れも解説

タイバンコクの高層ビル バンコクの不動産購入

タイの首都バンコクは、国際都市として発展を続けるアジア屈指の不動産マーケットです。

高級ショッピングモールやオフィス街、便利な交通網が整ったエリアには、投資用にも居住用にも魅力的なコンドミニアムが数多くあります。

タイ(バンコク)のコンドミニアムは、外国人でも購入しやすい一方で、物件選びや手続きには注意点もあります。

この記事では、タイ(バンコク)で人気のコンドミニアム物件を一覧で紹介しながら、購入までの流れや必要な準備をわかりやすく解説します。

バンコクでおすすめの不動産屋

タイ(バンコク)のコンドミニアム物件一覧

プール付きコンドミニアム

タイ(バンコク)のコンドミニアムは、外国人も購入しやすい制度が整っており、投資や居住の両面で人気があります。

日本人に人気のスクンビット周辺は、買い物環境や医療施設も充実しており、BTS沿線に高級コンドミニアムが集まっているのが特徴です。

まずは、タイ(バンコク)で人気のコンドミニアムを厳選して10物件紹介します。

ザ アドレス スクンビット28

ザ アドレス スクンビット28

画像引用元:ディアライフ by RENOSY

ザ アドレス スクンビット28は、BTSプロンポン駅から徒歩5分、エンポリアムやエムクオーティエ、ターミナル21などの大型商業施設に近く、買い物や外食がすべて徒歩圏で完結する立地にあります。

タイ(バンコク)でも屈指の利便性を誇るコンドミニアムです。

周辺には日本食レストランやスーパー、カフェ、スパが点在し、快適な日常生活を過ごせるでしょう。

1〜3ベッドルームの部屋は天井が高く、平米数以上の広さを感じるラグジュアリー仕様で、オーナーごとに内装や管理が異なります。

屋上プールやジム、サウナを備え、24時間セキュリティと吹き抜けロビーが高級ホテルのような雰囲気を演出しているのが特徴です。

外国人はフリーホールドで購入可能で、販売価格は約400〜600万バーツ(約1,850〜2,770万円)、賃料は月3〜4万バーツ(約14〜18万円)が相場で、投資利回りは4〜5%を見込めます。

日本人居住者が多く、長期保有でも資産価値を維持しやすい点が魅力です。

ザ アルコーブ スクンビット49

ザ アルコーブ スクンビット49

画像引用元:ディアライフ by RENOSY

ザ アルコーブ スクンビット49は、日本人が多く暮らすプロンポン〜トンローエリアにあり、フジスーパー4号店やサミティベート病院へ徒歩圏内という安心感が魅力です。

最寄りBTSトンロー駅から徒歩10分、スクンビット通りソイ49沿いで、BTSプロンポン駅やソイ39へのアクセスも便利なため、タイ(バンコク)の人気コンドミニアムとなっています。

築年数は経過していますが、リフォーム済みや管理状態の良い部屋が多く、単身から小さな子ども連れの家族まで幅広く対応できるでしょう。

プールやジムは小規模ながら24時間警備とロビー完備で安全性が高く、駅や病院へ送迎するサービスカーも利用できます。

外国人はフリーホールドで購入でき、1ベッドルームの購入価格は約350〜500万バーツ(約1,620〜2,310万円)、賃料は月2.5〜3.5万バーツ(約11.5〜16万円)が目安で、投資利回りは約4%です。

立地重視で予算を抑えたい方におすすめのコンドミニアム物件となっています。

ザ ディプロマット39

ザ ディプロマット39

画像引用元:ディアライフ by RENOSY

ザ ディプロマット39は、BTSプロンポン駅から徒歩わずか100メートルという抜群のアクセスを誇る、タイ(バンコク)の中心地に建つ高級コンドミニアムです。

エムクオーティエやエンポリアムが徒歩圏内にあり、買い物や外食に困ることはありません。

1〜3ベッドルームの部屋は天井が高く、上質な調度品を備えた高級仕様で、オーナーごとに管理が異なります。

広々としたジムやスイミングプール、ルーフトップガーデンなど共用施設が充実し、24時間警備で安心の暮らしを提供してくれるでしょう。

全156室にエレベーター4基があり、移動も快適です。

外国人持分49%の制限に注意しながらフリーホールドで購入可能で、1ベッドルームの販売価格は約500〜700万バーツ(約2,310〜3,240万円)、賃料は月4〜5万バーツ(約18.5〜23万円)が相場で、投資利回りは4〜5%が期待できます。

タイ(バンコク)のコンドミニアムの中でも、立地・利便性を重視する投資家に特に人気があります。

リズム エカマイ

リズム エカマイ

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リズム エカマイは、BTSエカマイ駅から徒歩3分、24時間スーパーのマックスバリュや大型モールのゲートウェイが徒歩圏内にある、タイ(バンコク)のエカマイエリアで注目される高層コンドミニアムです。

スクンビット通りソイ63沿いで、買い物や外食、通勤が非常に便利なロケーションにあります。

スタジオから1ベッドルーム中心の部屋は天井が高く、コンパクトながら広さを感じられる設計で、オーナーごとに内装や管理が異なります。

高層階のガラス張りジムやインフィニティプール、レジデンスラウンジなど共用施設も充実し、開放感のある暮らしが叶うでしょう。

外国人はフリーホールドで購入でき、販売価格は約350〜500万バーツ(約1,620〜2,310万円)、賃料は月2〜3万バーツ(約9.2〜13.8万円)が目安で、投資利回りは約4%です。

駅近で利便性が高く、駐在員や若い夫婦の需要が高いため賃貸投資にも適した物件です。

ノーブル リヴィール

ノーブル リヴィール

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ノーブル リヴィールは、BTSエカマイ駅から徒歩3分という好立地に建つタイ(バンコク)の人気コンドミニアムです。

エカマイ通りに面し、徒歩圏内には24時間営業のマックスバリュや複合商業施設のパークレーン、ゲートウェイがあり、日常の買い物や外食に困りません。

お部屋はオーナーごとに内装が異なりますが、全体的にセンスの良い仕上がりで、周囲に高層建物が少ないため眺望が良い部屋が多い点も魅力です。

2ベッドルームはゲストルームがコンパクトなため、小さなお子さまや夫婦・単身者に特に向いています。

スチームサウナ、25メートルプール、ジムなどファシリティはスタイリッシュかつ充実しており、屋根付きプールは雨天でも利用可能です。

外国人はフリーホールドで購入可能で、1ベッドルームの販売価格は約350〜500万バーツ(約1,620〜2,310万円)、家賃相場は月2.5〜3.5万バーツ(約11.5〜16万円)で利回りは約4%です。

割安感があり投資にも適したコンドミニアムと言えるでしょう。

ノーブル プルンチット

ノーブル プルンチット

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ノーブル プルンチットは、BTSプルンチット駅にスカイウォークで直結する超高層のタイ(バンコク)のラグジュアリーコンドミニアムです。

サイアム駅方面まで続く空中歩道を利用して、セントラルやサイアムパラゴンなど一流ショッピングセンターへ直結し、雨の日でも快適に移動できます。

お部屋はモダンでスタイリッシュ、四角い間取りで無駄が少なく、天井が高く大きな窓から自然光をたっぷり取り込めるのが特徴です。周囲に高層ビルが少ないため眺望も良好です。

30メートル級プールや本格的ジム、屋外遊具やバスケットコートなどファシリティも一流で、家族連れにも人気があります。

外国人はフリーホールドで購入でき、1ベッドルームの販売価格は約600〜900万バーツ(約2,770〜4,160万円)、家賃は月4〜6万バーツ(約18.5〜27.7万円)が目安です。

欧米人エグゼクティブに人気で、サービスアパートより割安な賃料設定は、投資家にとっても魅力的なコンドミニアム物件と言えるでしょう。

ザ バンコク サトーン

ザ バンコク サトーン

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ザ バンコク サトーンは、BTSスラサック駅に直結したタイ(バンコク)サトーン地区の高級コンドミニアムで、シーロムやサトーン方面へ通勤する方に理想的なロケーションです。

サトーン通りとシーロム通りを結ぶ道路が近く、渋滞を回避しやすい点も評価されています。

お部屋は1ベッドルーム60平米以上、2ベッドルームは100平米超とバンコク中心部では珍しい広さが確保され、防音サッシ付きで駅直結ながら静かな環境を保ちます。25メートルプールや機材が充実したジム、広大な6階ガーデンなどファシリティは高級ホテル並みで、1階ロビーもゲスト対応にふさわしい豪華さです。

外国人もフリーホールドで購入可能で、1ベッドルームは約600〜800万バーツ(約2,770〜3,700万円)、家賃相場は月4〜6万バーツ(約18.5〜27.7万円)が目安となります。

スクンビット中心部から離れて落ち着いた環境を求める方や、シーロム・サトーン勤務の駐在員に特に人気のコンドミニアムです。

ザ バンコク トンロー

ザ バンコク トンロー

画像引用元:ディアライフ by RENOSY

ザ バンコク トンローは、外国人居住地として人気の高いトンロー(スクンビット・ソイ55)に位置するタイ(バンコク)の高級コンドミニアムです。

BTSトンロー駅から徒歩約7分の利便性に加えて、高速道路が近くスワンナプーム国際空港や東部工業団地への移動がスムーズに行えます。

周辺には日本食レストランや日系スーパー、日本語対応の総合病院が揃い、日本人が安心して生活できる環境が整っています。

1ベッドルームは約55平米と都心ではゆとりある造りで、全室にバスタブとシャワーブースを分離して備えているのが特徴です。

男女別大浴場や約25メートルの屋上プール、眺望の良いフィットネスジムなど、ファシリティは高級ホテルに匹敵するでしょう。

外国人もフリーホールドで購入でき、販売価格はおよそ1,000〜2,000百万バーツ(約4,620〜9,240万円)、家賃は月6〜12万バーツ(約28〜55万円)が目安です。

タイ(バンコク)の中でも、長期的に高い資産価値を維持しやすいコンドミニアムとして注目されています。

ザ エッセ スクンビット 36

ザ エッセ スクンビット 36

画像引用元:ディアライフ by RENOSY

ザ エッセ スクンビット 36は、BTSトンロー駅から徒歩1分の場所にあるタイ(バンコク)のラグジュアリーコンドミニアムです。

スクンビット通りに面し、周辺には日本食レストランやスーパー、日系幼稚園、サミティベート病院が集まり、日本人駐在員が暮らしやすい環境が整っています。

シンハーグループが開発したこの物件は、天井が高く、全室にウォークインクローゼットとバスタブ付きバスルームを設けており、採光性と収納力に優れています。

屋上には本格的に泳げるプール、機材が豊富なジム、パノラマビューのラウンジ、大浴場、ゴルフシミュレーターを完備し、充実した共用施設が日常に贅沢さを与えてくれるでしょう。

外国人はフリーホールドで購入でき、販売価格は約900〜1,500百万バーツ(約4,160〜6,930万円)、家賃は月5〜9万バーツ(約23〜42万円)、投資利回りはおよそ4%を見込めます。

バンコク都心で資産価値の高いコンドミニアムを探す方に理想的な物件です。

ザ ファイン バンコク

ザ ファイン バンコク

画像引用元:ディアライフ by RENOSY

ザ ファイン バンコクは、エカマイ通り(スクンビット・ソイ63)に建つタイ(バンコク)の人気コンドミニアムです。

日本人駐在員に人気の住宅街で、徒歩3分にはドンキ・モールがあり、日常の買い物や外食に困りません。

2ベッドルーム中心の間取りは55平米以上と広く、天井が高く大きな窓から自然光をたっぷり取り込みます。

高級感のあるロビー、屋上プール、開放感あふれるフィットネスジム、居住者専用ラウンジ、ゴルフ練習場など、充実した共用施設も魅力です。

ザ ファイン バンコクは、日系大手デベロッパーのサンキョウホームと京阪不動産が共同開発しており、建物品質や管理体制にも定評があります。

外国人もフリーホールドで購入でき、販売価格は約600〜1,000百万バーツ(約2,770〜4,620万円)、家賃は月3.5〜6万バーツ(約16〜28万円)が相場です。

投資用にも自宅用にも適したコンドミニアムとして安定した人気を誇ります。

タイのコンドミニアムは需要が高い!?

日本で住居を探す場合、アパートかマンションから選ぶことが多く、コンドミニアムと聞くと「高級物件」とイメージする方が多いのではないでしょうか。

タイのコンドミニアムは日本の「分譲賃貸マンション」にあたり、部屋ごとに個人オーナーが所有しています。

特徴として、セキュリティがしっかりしている、プールやフィットネスジム、キッズスペースなど共有設備が充実した物件が多いです。

また、コンドミニアムは賃貸物件としてではなく、購入することも可能です。

優雅な生活を低コストで叶えられることもあり、タイのコンドミニアムは投資用物件としても世界各国から人気を集めています。

東南アジアの中でも高い経済成長が期待できる国なので、今後ますますコンドミニアムの需要は高くなるでしょう。

現在は、現地のタイ人にとってコンドミニアムは高級物件になるので需要は低いと考えられますが、今後経済成長に伴って所得が増えれば、タイ人からの需要も高くなることが予測できるでしょう。

タイのコンドミニアムでみられる共用施設

タイのコンドミニアムの特徴の1つに「共用施設が充実している」点が挙げられます。

ホテルと言間違えるほどの魅力的な設備なので、住み心地にも大きな影響を与えます。

どういった共用施設がもうけられているのか解説していきましょう。

プール

1年中暑いタイでは、コンドミニアムにプールが付いているのも一般的となっています。

設置してある場所は、1階部分や屋上など、コンドミニアムによって異なります。

また、プール以外にもジャグジーやスライダーが設置されているなど、幅広い年代の方が楽しめるような工夫がされているので、住みやすさアップに影響を与えるはずです。

広さも異なるので、他の入居者を気にせず楽しみたい、泳ぎをメインで利用したい場合は、サイズの大きいプールを設置しているコンドミニアムを探してみてください。

フィットネスジム

健康的な生活を目指しているのなら、フィットネスジムのあるコンドミニアムを検討してみましょう。

ランニングマシンやトレーニングマシンが充実していれば、鍛えたい場所に合わせてトレーニングを行えます。

見晴らしの良い場所にジムがあれば、景色を見ながら運動を楽しめます。

大浴場・サウナ

大浴場やサウナを備えているコンドミニアムも存在します。

大浴場があれば広い浴槽に浸かれるのでリフレッシュできるはずです。

近年人気のサウナもあれば、デトックス作用が期待でき、健康維持にも役立つはずです。

清潔さや広さなど、あらゆる面を確認してコンドミニアムを選んでみてください。

ゴルフシミュレーターやテニスコート

スポーツが趣味であれば、ゴルフシミュレーターやテニスコートのあるコンドミニアムがおすすめです。

キャリーや総距離、ヘッドスピードなどを表示できるシミュレーターがあれば、ゴルフの上達にも役立ちます。

テニスコートでも思い切り体を動かしながらテニスを楽しめるので、テニスが趣味であればおすすめの共有施設です。

シアタールーム

映画好きな家族や知人がいるのならシアタールームを備えるコンドミニアムもおすすめです。

大画面かつ大音響で映画を視聴できるので、映画館に行かずとも好きな作品を楽しめます。

DVDは自分で持ち込むことが可能なので、子どもから大人まで幅広い年齢の方が寛げるスペースです。

キッズルーム

子育て世帯におすすめなのが、キッズルームのあるコンドミニアムです。

マンション内にキッズスペースがあれば、雨の日でも子どもが元気に遊ばせられます。

また、コンドミニアムに住んでいる同年齢の家族とも交流できます。

日本から離れた土地で暮らすことに不安があっても、同じように子どもを抱えている家族が暮らしているので、友だちを見つけられる点は大きなメリットです。

コワーキングスペース

リモートワークを実施する可能性があるのならコワーキングスペースが備わっているコンドミニアムがおすすめです。

居室内では落ち着いて仕事ができなくても、コワーキングスペースで作業を行えば集中できるケースもあります。

カフェや有料のコワーキングスペースに行かなくてもコンドミニアム内で仕事ができるので、生活コストを抑えることにも役立ちます。

ジムやプールなども併設されていれば、仕事の息抜きにも活用できるのでモチベーションの維持にもつながります。

タイ(バンコク)のコンドミニアムを購入する方法

タイ(バンコク)でコンドミニアムを購入するには、外国人でも所有できる「フリーホールド(区分所有)」の物件を選ぶことが基本です。

購入を検討する際は、まず外国人枠(総床面積の49%以内)に空きがあるかを確認し、信頼できる不動産エージェントを通して希望エリアや予算に合った物件を探しましょう。

続いては、タイ(バンコク)でコンドミニアムを購入する流れを紹介します。

購入する目的をハッキリとさせる

購入する際には、「投資用」または「居住用」なのかをハッキリさせましょう。

理由は、用途によって物件の選び方が変わってくるからです。

もし、投資用としてコンドミニアムを購入するのであれば、どういった層をターゲットにするか考える必要があります。

間取りや設備、周辺エリアの環境、アクセスのしやすさを考慮して物件選びをしましょう。

ご自身の移住を検討している場合は、タイでどんな生活を送りたいのか、何を重視するのか、家族のライフスタイルを意識して物件を探すと良いでしょう。

コンドミニアムの探し方

タイでコンドミニアムを探す方法は様々ですが、主に以下の方法で探すことができます。

  • 現地の不動産仲介会社に相談する
  • 不動産ポータルサイトを活用する
  • Facebookから物件情報を探す

現地の不動産仲介会社はローカル企業と日系企業の2種類に分けられます。

日系企業だと日本人スタッフが対応してくれるケースも多く、そうでなくても日本語または英語が通じるので安心です。

不動産ポータルサイトでは現地へ行かなくても物件情報の確認ができます。

ただし、情報が古くなっている可能性もあるため、ポータルサイトのみでコンドミニアムを契約してしまうと後悔につながる恐れがあります。

Facebookには大家さんが自身のコンドミニアムの情報を公開しているため、直接コンタクトを取り物件を取得することも可能です。

こちらは不動産仲介会社を介さないため、大家さんと直接交渉することになります。

タイ語が話せない、不動産の交渉・契約に慣れていない方は、不動産仲介会社を介して物件を探した方が良いでしょう。

物件は新築と中古から選ぼう

タイのコンドミニアムには、中古物件・新築物件の2種類があり、購入する際には、中古・新築・プレビルド物件から選ぶことになります。

プレビルド物件とは竣工の前に売り出される新築物件です。

一般的に新築物件の多くはプレビルド物件になり、外個人投資家に非常に人気があります。

しかし、完成までに数年かかるので、入居や貸し出しを急ぐ方には向きません。

また、資金難で建設が滞る、建物の品質に差が出るといった可能性も高いので信頼できるデベロッパーを選ぶことが重要です。

利用までに時間をかけられない方は、完成済みの新築または中古物件を中心に探すと良いでしょう。
実際に内見して購入できるのは中古物件のメリットの1つです。

内見は行うべき!

内見をしなくてもコンドミニアムは購入できますが、実際に自分の目で物件を確認することをおすすめします。

写真や業者からの情報のみに頼らず、周辺の環境や雰囲気も把握するためにもできる限り現地へ向かいましょう。

気になる点があればその場で質問できます。

タイ語が話せる日本人スタッフがいれば、同行をお願いしましょう。

騙されたり、購入にしてから後悔したりするケースもあるので内見は重要です。

契約後に引き渡しを済ませて完了

購入が決まったら申込と予約金の支払を同時に行い、売買契約に進みます。

タイで使用する契約書は、原則としてタイ語が使われています。

仲介業者にサポートをお願いし、内容を確認したうえで契約を結びましょう。

そして、売買契約締結と同時に、残金の支払いをします。

支払い完了後に物件の引き渡しを行います。

タイでは、新築物件であっても、不具合やトラブルが見つかるケースが多いです。

引き渡しの際は確認を怠らず、問題点があれば修繕を依頼してください。

タイ(バンコク)でコンドミニアムを購入する際の注意点

タイ(バンコク)でコンドミニアムを購入する際には、以下の点に注意しましょう。

雨季を視野に入れて考えよう

タイの雨季(6〜10月)にあたる時期は、スコールで道路が川のように冠水する場所があります。

特に、日本人が多く住む人気のスクンビットエリアでは、不動産開発による地盤沈下が原因で冠水しやすいエリアがあるので注意しましょう。

雨季に「自宅の前の道路は冠水しないか」という点は大切な確認事項です。

現地確認が難しい場合は、仲介業者から情報を手に入れましょう。

英語が通じない可能性がある

基本的にスタッフはタイ人である場合が多く、主にタイ語が使われています。

しかし、不動産を探すにあたってスタッフと打ち合わせしなければならない場合も出てくるでしょう。

スタッフの英語は聞き取りにくく、文法がおかしいなどコミュニケーションがうまく取れない可能性があるので注意してください。

どうしても不安な場合は日本語ができるスタッフがいる業者を選ぶと良いでしょう。

資金不足でローンが組めない場合も

コンドミニアムの投機的な購入を減らす目的の1つとして、タイでは「LTV(Loan to Value)政策」が取られました。

LTVとは所有物件の資産価値に対する負債の割合(負債比率)を指します。

以前は信用力が多少低くてもローンが組めました。

しかし、LTVでローンの審査が厳しくなったため、資金に余裕がない場合ローンが組めない可能性があります。

また、ローンが組めたとしても、その後の家賃収入が見込めなかった場合は赤字になるケースもあるので注意しましょう。

信頼できるデベロッパーを見極めよう

もし、プレビルド物件を検討しているならデベロッパー選びには細心の注意を払いましょう。

プレビルド物件は建設前からデベロッパーに代金を分割で支払うタイプの物件だからです。

信頼できないデベロッパーに依頼した場合、資金が滞る、建設途中で頓挫する、資金を持ち逃げされるなどリスクが出る可能性があります。

こういったリスクを軽減するためには、大手のデベロッパーや海外で上場しているデベロッパー、タイ国内での実績を多く持っている不動産会社を選ぶことが重要です。

タイの金融機関に口座を開設することも視野に入れる

既存物件を購入する場合、申込金の送金が必要です。

その際、日本からタイの銀行口座に購入価格を送金し、タイの受け取り銀行で送金証明書と小切手の準備を行います。

そのため、タイでの口座開設が必要になります。

送金後、登記が実施されますが、登記が完了するまでは1ヶ月程度かかることが一般的です。

余裕を持って口座開設を行いましょう。

また、送金時には以下のポイントに注意してください。

  • 送金の目的は「コンドミニアムの購入」と記載する
  • 外貨で送金する
  • 送金者名と購入社名を一致させる
  • 土地局に届ける金額に相当する額を送金する

送金は外貨で行う必要があるため、日本円もしくは他の外貨で送金してください。

また、送金金額が不足してしまうと金額の証明ができなくなるため、多めに送金することが大切です。

為替換算レートで判断して送金してください。

タイ(バンコク)のコンドミニアム購入でよくある疑問

ここからは、タイ(バンコク)でコンドミニアムの購入を検討している方に向けて、よくある疑問にお答えします。

タイではコンドミニアムしか購入できないのは本当?!

タイでは外国人が土地を所有することが認められておらず、日本人であれば取得できる不動産はコンドミニアムだけとなっていました。

その後、2022年の10月以降から一定の条件を満たした外国人であれば土地の購入が認められるようになったのです。

しかし、保守派や国民からの反発を受けて撤回されたため、現在では原則として外国人は土地の購入ができません。

ただし、コンドミニアムは外国人でも所有が可能です。

コンドミニアム法があり、外国人が保有するコンドミニアムの総床面積が定められています。

1棟のコンドミニアムに対し、購入面積の割合が「外国人49%」「タイ人51%」と定められています。

そのため、コンドミニアムを購入する際には外国人の購入割合が超えていないか確認する作業が必要です。

タイのアパートは日本と違って快適?

タイのアパートは日本でイメージするアパートとは異なります。

コンシェルジュが常駐し、家具が揃っていたり、ホテルのようなサービスが受けられたり、家賃以上の快適さを感じられるでしょう。

ここでは2種類サービスアパートについてご紹介します。

ホテル型

ホテル型サービスアパートは、家具や家電、調理道具といった生活用品だけではなく、シャンプー、石けん、トイレットペーパーといった生活消耗品も備えられています。

また、ホテル同様のベッドメイキングや掃除のサービスも含まれており、「ホテルに住む」感覚のアパートといえるでしょう。

バルコニーがなく、窓が開けられない物件も多いので、長期で滞在する場合は、息苦しさを感じるかもしれません。

アパート型

ホテルほどのサービスは求めておらず、自由度を優先するならばアパート型サービスアパートがおすすめです。

ホテル型とは違い、バルコニー、窓が併設され、開放感があります。

しかし、寝具や調理器具などは用意されていない場合が多いので、生活消耗品も含め、ご自身で用意しましょう。

また、掃除やベッドメイキングも2日から1週間おきと頻度が低いです。

日本人駐在員にはアパートの方が人気?

タイに移住を考えて賃貸物件を選ぶ場合、コンドミニアムとアパートでは、日本人駐在員はアパートを好む傾向にあるそうです。

その人気の理由は以下にあります。

単身者はサービスアパートがおすすめ

コンドミニアムではトラブルが発生した場合、外部に依頼するなど対応に時間がかかる場合が多いです。

一方、サービスアパートは問題発生時の対応が良く、日中部屋を空ける単身者にとって安心できる物件と言えます。

メイドサービスや光熱費も家賃に含まれている点もメリットの1つです。

ファミリー向けにはアパートが最適!

子どもを連れての海外移住は、住む環境がとても重要になります。

家族物件用のアパートでは、コンドミニアムよりも子どもの遊び場が充実していて、住居者の多くが日本人です。

子ども同士や母親向けのコミュニティが存在するアパート物件も存在します。

管理面、問題発生時にも対応が良いので、コンドミニアムではなく、アパートを選択する方も多いです。

タイの家賃相場は?

タイで賃貸物件を選ぶ場合、どれくらいの家賃相場になるのか事前に把握しておくことも大切です。

ここではコンドミニアムとサービスアパート、それぞれの家賃相場についてご紹介します。

【2024年版】コンドミニアムの家賃相場

コンドミニアムの家賃相場は、20,000バーツ~200,000バーツです。

幅広い物件が様々なエリアに点在しており、共有施設に充実さやエリアによって家賃が異なります。

ただし、同クラスのサービスアパートと比較すると賃料が安い傾向にあるので、魅力的な物件でもお手頃な価格で入居できる可能性もあります。

日本人が多く住んでいるスクンビット地区やビーチが近いパタヤは人気エリアでもあるため、家賃も高くなりがちです。

予算オーバーとなる場合には郊外にも目を向けて物件選びをしてみましょう。

【2024年版】サービスアパートの家賃相場

管理が整い生活用品も揃っているサービスアパートの家賃相場は30,000バーツ~となっています。

サービスがより充実している物件や人気のエリアに建つ物件であれば、300,000バーツほどの価格となる場合もあります。

賃料は、コンドミニアムやアパートと比較すると高くなる傾向にありますが、プロモーション価格でお得な物件を提供している場合もあるので、その時期を狙って物件探しをするのもおすすめです。

【2024年版】アパートの家賃相場

アパートの家賃相場はワンルームタイプで約5,000バーツ~が相場となっています。

タイの物件の中でも最も抑えられた価格です。

最低限の設備や家具が備わっているだけのアパートであれば抑えた価格での入居が可能です。

掃除や洗濯といったサービスを利用できるアパートもありますが、その分家賃もアップしてしまいます。

スタッフが常駐しているアパートや光熱費や水道代が家賃に含まれているアパートもあるので、予算や利用したいサービスに合わせて最適なアパートを選んでみてください。

タイ(バンコク)で自分に合ったコンドミニアムを見つけよう

タイのコンドミニアムは、優雅なライフスタイルを実現させてくれる魅力的な物件です。

居住用としてだけではなく、投資用としても人気が高く、タイの経済成長に伴い、今後ますます需要が高まるでしょう。

しかし、物件選び、デベロッパーの選択ミス、居住エリアの選択を誤ってしまった場合、大きなリスクが存在します。

後悔しないためにも、しっかりと情報を集め自分に合ったコンドミニアムを選びましょう。