タワーマンションに憧れはあっても、自分には一生縁のない建物だと思っていませんか?
タイでは、ホテルのようなサービスを受けながら、優雅なタワマン生活が格安で手に入ります。
「移住してまでタワマン生活を送るつもりはない」と思う方もいるかもしれませんが、タイは日本人の移住先として年々人気が高まっているのも事実です。
また、タイへの転勤による物件探しでもタワマンは選択肢の1つになるでしょう。
そこで今回は、タイのタワマンについてご紹介します。
タイはタワマンが主流!?エリアごとのタワマンを紹介!
日本でタワマンと言うと、高層建築の高級マンションをイメージする方が多いでしょう。
タイでは、日本で言うマンションをコンドミニアムと呼び、ほとんどのコンドミニアムが20階以上で建設されています。
つまり日本で言うタワマンが住居の主流となっています。
エリア別に高級タワマンについて紹介するので参考にしてください。
トンローエリア
トンローエリアは、バンコクの中でも高級住宅街として知られ、タイの富裕層、外国人駐在員などが多く住む地域です。
日本人街として知られるスクンビット通りや、道幅の広い場所に面してタワマンが立ち並んでいます。
外観は、マンションというよりも高級ホテルのような雰囲気で、コンシェルジュも常駐しており、セキュリティも保たれ安心して生活できるでしょう。
タワマン周辺にはデパートや飲食店が並び、生活しやすいエリアです。
プルンチット・ラチャプラソンエリア
周辺に大型のショッピングモールや高級ホテル、各国の大使館があり、バンコクの中心街にあたるエリアです。
高層ホテルやオフィスとともにタワマンも建てられており、景観が良いことでも知られています。
もともと住宅地ではなかったので、トンローエリアと比べて生活感がない雰囲気です。
リバーサイドエリア
リバーサイドエリアは、チャオプラヤー川に面して5つ星の高級ホテルが連なるエリアです。
観光名所やバンコク最大級のショッピングモールが近くにあるため、観光客やタイの富裕層が多く訪れるエリアでもあります。
このエリアの多くのタワマンは高級ホテルによって建てられているので、一流のサービスが受けられるのがポイントです。
バンコク中心街から少し離れているので、仕事をリタイアした外国人やタイの富裕層が多く暮らしています。
その他のエリア
高級住宅地以外では、タワマンはバンコクの中心街に多く建てられています。
歓楽街にあるBTS(高架鉄道)ナナ駅には、駅に直結したタワマンがあり、MRT(地下鉄)のプルンチット駅にもレストランやオフィスが入った複合タワマンがあります。
高層ビルが多く建ち並ぶプルンチット、ラチャプラソンが景観を楽しめる人気のエリアです。
タイのタワマンってどんな感じ?
日本とタイのタワマンの違いについてイメージしにくい方は多いでしょう。
ここでは、タイのタワマンならではの魅力を紹介します。
低層階でも満足の日当たり
低層階だと日当りが悪そうな印象がありますが、北向きや低層階であっても日当りの良いタワマンがタイには多く存在します。
その理由は、タワマンは広い敷地面積に建てられており、1階のエントランス部分に部屋を設けていないケースが多く、日光を遮るものが少ないためです。
タイのタワマンの多くは、日当りに関して心配する必要はありません。
安心のセキュリティ対策
タイのタワマンでは、あらゆる防犯システムが導入されており、エントランスから部屋まで何重ものセキュリティチェックシステムが取り入れられています。
顔認証システムやスマートキー対応など、防犯面のサービスには目を見張るものがあるでしょう。
また、コンシェルジュが常駐しているので、共有施設の予約、クリーニングや宅配の受け取りなど安全面以外にも嬉しいサービスが多いです。
充実した共用部分
タイのタワマンの共有施設は想像を超える充実度を誇ります。
高層階には展望室やラウンジがあり、タイの景観を楽しみながら優雅な時間を過ごせるでしょう。
近年リモートワークが増えたこともあり、コワーキングスペースを設置するタワマンも増えました。
その他にも、ジム、シアタールーム、プール、キッズスペース、ゲストルームなど様々な共有施設を備えたタワマンがタイには存在します。
広々としたエントランス
広々としたエントランスも、タイのタワマンならではの魅力です。
タイのタワマンはエントランスが広く、吹き抜けになっていたり、ゴージャスな装飾がされていたり、外出する度に気分が良くなる造りなっています。
エントランス前に駐車スペースが確保されているタワマンでは、荷物の出し入れや、乗り降りにも便利で、ホテルを利用しているような感覚を味わえるでしょう。
住む前に知っておこう!タイのタワマン事情
魅力しかないタワマンですが、人によってはデメリットに感じる部分もあります。
後悔しないためにも、タイの注意すべきタワマン事情について3点ご紹介します。
外に出るまでに時間がかかる
タワマンに住んでいないと想像しにくいですが、タワマンの高層階はエレベーターを利用するので、日々の生活で利用するのが面倒に感じる方もいます。
混み合う時間帯は、エレベーター待ちに時間がかかるケースもあるでしょう。
そういった面からも、タワマンは外に出なくて済むように充実したプールなどの共有施設が備わっています。
頻繁に外出せず、館内を楽しめる方には特に問題ないでしょう。
電波が悪い
タワマンの高層階では、携帯の電波が弱く、つながりにくくなります。
基地局の高さから考えて、14階以上の高層階になってくると電波が弱くなると言えるでしょう。
基地局とタワマンの距離が離れている場合は、基地局の高さは関係なくなるのですが、距離がある分電波が弱くなる可能性があります。
洗濯物は室内のみ
ベランダがあるタワマンだとしても洗濯物は外には干せません。
タイのタワマンでは管理規約により、外に洗濯物を干すことは禁止されているのです。
排気ガスなど外の空気も汚れているので、室内に干すか乾燥機を利用すると良いでしょう。
気になるタイのタワマン価格は?
いくらタイのタワマンが魅力にあふれていても手の出せない価格であればやはり憧れのまま終わってしまうでしょう。
タイのタワマンはエリアや部屋の大きさによって価格がかなり変わってきます。
ここでは、前述した人気エリアの中から、BTSトンロー駅近くにあるタワマンの賃貸価格について紹介します。
【部屋の規格:1~3ベッドルーム】
- 1ベッドルーム(58㎡):45,000タイバーツ/約175,000円~
- 2ベッドルーム(93㎡):65,000タイバーツ/約253,000円~
- 3ベッドルーム(156~168㎡):85,000タイバーツ/約330,000円~
※2023年2月現在
タイでタワマン生活を満喫するには、この程度の金額が必要となります。
ここで、タイのタワマンがどのくらいお手頃価格なのか、日本のタワマン相場と比較してみましょう。
タイのタワマンのように充実した共有施設やメイドサービスなどはなく、完全に同条件とは言えませんが、東京都内にあるタワマンの家賃をご紹介します。
- 白金ザ・スカイEAST(38階 1LDK 60.95㎡):525,000円
- ラ・トゥール飯田橋(17階 1LDK 61.8㎡):410,000円
- シティタワー麻布十番(10階 1LDK 62.88㎡):450,000円
エリアにもよりますが、タイのタワマンと比較して日本のタワマンの家賃相場は高くなっています。
タイのタワマンは価格が安い上に部屋も広く、さらに+αで様々なサービスが付いてくるので、低予算でも満足の行く部屋を見つけられるでしょう。
タイのタワマンで快適な生活を送ろう
今回、タイのタワマンについて、人気のエリアや現地での情報、賃貸価格などをご紹介しました。
日本ではなかなか手の出しにくいタワマンですが、タイでは日本よりも安く、それでいてホテルで生活しているようなサービスが受けられます。
部屋の広さや共有施設の充実さ、快適さなどは、日本では味わえないタイのタワマンの魅力と言えるでしょう。
今はまだ移住の予定がなかったとしても、タイでのタワマン生活は想像よりも手に入りやすいです
ぜひこの記事を参考に検討してみてください。