タイのインターナショナルスクールおすすめ8選!特徴や選び方も解説

インターナショナルスクールの風景 タイ・バンコクの暮らし

タイには、数多くのインターナショナルスクールがあります。

中にはアットホームな雰囲気の学校から、世界トップレベル大学への進学実績が豊富な名門校まで様々です。

そこで今回は、タイでおすすめのインターナショナルスクールを8校ご紹介します。

さらに、その特長や選び方のポイントも解説していくので、学校選びに迷っている方は、参考にしてみてください。

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タイのインターナショナルスクールおすすめ8選

まずは、タイでおすすめのインターナショナルスクール8選をご紹介します。

それぞれのカリキュラムや特色をみていきましょう。

Bangkok Pattana School

タイにある様々なインターナショナルスクールの中でも歴史があり、規模も大きな学校で、バンコク最高クラスの名門と言われています。

タイ初の英国式インター校で、教員のほとんどはイギリス人です。

学生の80%が外国人で、日本語を含めて13言語を取り入れた多言語プログラムは、最高評価を受けています。

海外の名門大学への進学率も高く、さらに全生徒に対してスポーツや芸術、音楽などのクラブ活動へも積極的に参加することを促しています。

St. Andrews International School

日本人に特に、人気のあるインターナショナルスクールです。

障害を持っている子どもたちの入学も歓迎していて、学校のアシスタントチームによるサポート体制が整っています。

学校カリキュラムは、国際バカロレア・ディプロマプログラムと学校オリジナルのプログラムを採用していて、どちらを選択しても卒業後は、世界中の一流大学に出願できます。

American School of Bangkok(ASB)

アメリカ式のカリキュラムに基づいて、幼稚園から高校まで質の高い教育を行っている学校です。

プロポンのスクンビットキャンパスと、バンナー郊外のグリーンバレーキャンパスの2校があります。

ネイティブな英語力を持ったアメリカやカナダの教員のほか、日本人教員も常駐しています。

NIST International School(NIST)

学力においても、実績においても特に名門と言われ、ブランド力もある学校です。

ネイティブな英語力が基本で、小学校レベルから高い語学力が必要とされます。

ワールドランゲージプログラムでは、数か国語の習得が可能です。

さらに、野外活動も充実していて300種類以上から選択できます。

生徒には、国際機関職員の子息も多くいて、進学先には英ケンブリッジやオックスフォードといった世界トップレベルの大学も多くあり実績豊富です。

Anglo Singapore International School

ケンブリッジ式英語やシンガポール式算数、3言語教育などユニークな学習カリキュラムが特徴の学校です。

キャンパスは2カ所あり、プロポンの「スクムビット31キャンパス」は、キンダーガーデンとプライマリー(日本でいう幼稚園と小学校)のみ、プナウィティーの「スクンビット64キャンパス」は、幼稚園から高校まで一貫です。

日本人の生徒は、親が駐在員の場合が多いため、中学まで進学するケースは少ないものの、世界トップレベルの大学への進学実績があります。

Wells International School

アメリカ式とIB(国際バカロレア)、2つのカリキュラムから選択可能な学校です。

敷地内に屋根付きの大きな庭園があり、ウサギの飼育など動物と触れ合いながらのびのびとした環境で過ごせることを特色としています。

バンコク内に3つのキャンパスがあり、割と手頃な価格で学べるのも特徴です。

International School Bangkok(IBS)

子どもの学力・潜在能力を引き出す優れた学習環境が整っていることから、人気のあるアメリカ式のインターナショナルスクールです。

ハーバード大学やオックスフォード大学、東京大学、早稲田大学など名門校への進学実績もあります。

教育レベルが高水準であることを保証する「Western Association of Schools and Colleges」の認定を受けているのも特徴です。

様々な地域・国の教員やスタッフが集結しており、日本人スタッフが在籍しています。

また、各学年で英語補助クラスがあるため、英語に不慣れな子どもも安心して通えるでしょう。

Bangkok Prep International School

教師の多くは英国出身という英国式のインターナショナルスクールです。

優秀な世界プログラム言語に基づいた学習と競争力のあるスポーツ、環境に考慮した取り組みを教育のモットーとしています。

幼稚園から高校まで質の高い教育を提供するだけではなく、スポーツクラブにも注力しているので、スポーツ好きの子どもにもおすすめです。

学校の雰囲気は比較的自由で、国際色豊かで多様性に溢れた環境で過ごせます。

タイのインターナショナルスクールの特徴

続いて、タイのインターナショナルスクールの特徴について説明していきます。

インターナショナルスクールの数

タイには、約200校のインターナショナルスクールがあり、そのうち約160校が首都バンコクとその近郊です。

世界的に見ても多い学校数で、カリキュラムも国際系、イギリス系、アメリカ系と大きく3つに分かれていることから、子どもにとって幅広い選択肢があると言えます。

入学時期

タイのインターナショナルスクールでは、8月に新学年がスタートします。

子どもにとってベストな編入のタイミングは、新学期や新学年の始まりでしょう。

しかし、親の駐在時期が決まっていているような場合は、その時期に合わせた編入も可能です。

幼稚園の時点では、編入難易度が比較的低く、英語力はそれほど求められません。

学年が進むにつれて、英語力を高めていくことになります。

小学生以上の編入にあたっては、ある程度の英語力を求めている学校もあるので、事前にどの程度のレベルが必要か確認して、子どもの英語力に合わせた学校を選びます。

学費

学費は、立地や施設の新しさなどによって高い所もあれば安い所もあります。

施設が古く、路線も少ない地方の学校は低価格帯、日本人駐在員の子どもが多く、都会で施設にも恵まれている学校では、中価格帯という傾向にあります。

最新の豪華な施設を備えたトップクラスの進学校では、高価格帯となっています。

学べること

学べるカリキュラムは、それぞれのインターナショナルスクールごとに異なります。

特に、バンコクのインターナショナルスクールでは、多くの学校が必須科目としてIT関連の授業を取り入れています。

アメリカやイギリスでは、ハイスクールの内から簡単なコンピューター言語を学習しています。

そのため、アメリカ式やイギリス式のカリキュラムを採用している学校は、コンピューター関連の授業が必須で、一般的な日本の高校を卒業した場合に比べて、高いIT力を養えます。

タイのインターナショナルスクールに通うメリット・デメリット

タイのインターナショナルスクールに通うことにはメリットもあれば、デメリットに感じる部分もあります。

具体的にどのようなメリット・デメリットがあるのかチェックしましょう。

メリット

タイのインターナショナルスクールに通うメリットは以下のとおりです。

  • 高い英語力を養える
  • 国際的な視野や多様性を育める
  • 海外の学校への留学・進学に対する苦手意識をなくせる

インターナショナルスクールでは、英語での会話が中心となるので、高い英語力を養えます。

また、様々な国籍の生徒・教師などとのふれ合いを通じて、国際的な視野が持てること、多様性を育めることもメリットです。

今後他の国への移住や海外大学への進学を検討した時、インターナショナルスクールに通っていた経験から苦手意識を持たずに海外の学校に留学・進学できるでしょう。

デメリット

タイのインターナショナルスクールに通うデメリットは以下のとおりです。

  • 学費が高め
  • 勉強に関する親のサポートの負担が大きい
  • 日本語力が低下する可能性がある

インターナショナルスクールは一般的な学校よりも学費が高く、経済的な負担が大きくなりやすいです。

また、校内は英語での会話が中心となるため、家庭でも英語の勉強が欠かせません。

特に低学年の子どもに対しては親が積極的に勉強のサポートをしていくことが求められ、負担に感じてしまう場合があるでしょう。

英語力を鍛えられる反面、英語に慣れ過ぎて日本語力が低下することも考えられるので、家庭で漢字やことわざ、作文など日本語の学習も必要です。

インターナショナルスクールに通うと日本の義務教育を受けていないと見なされることが多く、途中で小学生や中学生の途中で日本の公立学校に転校するのが難しくなります。

一部の私立校などでは受け入れているので、日本に帰国する際はよく確認してください。

タイのインターナショナルスクール選びのポイント

タイにある多くのインターナショナルスクールから、実際に子どもに通わせる学校を選ぶ際のポイントをご紹介します。

規模で選ぶ

在籍している生徒の数やキャンパスの広さなど、学校によってその規模は様々です。

全生徒が200~500人程度のアットホームな雰囲気の学校から、2,000人以上いる大規模な学校もあります。

さらに、日本人の割合についても大きな差があるため、まずは家庭の考えに合った規模の学校から絞ってみます。

立地で選ぶ

通学手段や、通学時間も考慮した立地から選ぶのもおすすめです。

中心部では、バスやBTSを利用して通学するケースが多く、子どもが一人で通いやすいことが重要です。

自宅近く、またはバスや鉄道の乗り換えが少なくて済む範囲に、良い学校はないか調べてみましょう。

先生の質で選ぶ

インターナショナルスクールを選ぶ際は、先生の質も重要です。

教育レベルに加えて、人格的な質についても調べておくことをおすすめします。

特に、英語を母国語としている先生は、英語が苦手な生徒の気持ちを理解しづらく、子どもが馴染みにくいという傾向にあると言われています。

いろんな国籍の先生が在籍していて、偏りがない学校を選ぶのもポイントです。

カリキュラムで選ぶ

特に多くのスクールで採用されているのは、アメリカ式とイギリス式のカリキュラムですが、オーストラリア式やシンガポール式などを採用している所もあります。

「将来、アメリカやイギリスの名門校へ進学したい」など、希望する大学がある場合は、その大学に準じたカリキュラムを採用している学校を選ぶ必要があります。

英語が不得意な子どもに対するサポートがあるか

インターナショナルスクールによっては、英語が不慣れな子どもに対してサポートを用意しています。

具体的には本クラスとは別にサポートクラスが設けられていたり、個別で英語の授業を受けられたりします。

子どもの英語力に不安がある場合、サポートがある学校を選ぶようにしましょう。

日本人スタッフの有無も確認しよう

基本的に、全ての授業は英語で行われます。

授業を受ける子どもはもちろんですが、説明会なども英語で行われるので、保護者にも最低限の英語力が必要です。

「英語力に自信がなく不安」という保護者の方は、日本人スタッフや日本語で会話できるスタッフが常任している学校や、日本語でサポートを受けることができる学校を選べば安心です。

日本人生徒の数や進学実績を確認する

タイのインターナショナルスクール探しでは、日本人生徒の数や進学実績も確認しましょう。

入学した当初はコミュニケーションが上手くとれず、友達作りに苦労する子どもは少なくありません。

しかし、同じ日本人が多い学校であれば、そこから友達を作り、少しずつ友達の輪を広げていきやすくなります。

また、進学実績からインターナショナルスクールの学力のレベルを推測できます。

あくまでも参考程度でしかありませんが、志望校への進学実績がある学校であれば、進学に必要なレベルの学習が受けられる可能性が高いです。

タイのインターナショナルスクールに関するよくある質問

タイのインターナショナルスクールに通うにあたって、子どもも親も不安なことは多いでしょう。

ここでは、インターナショナルスクールに関するよくある質問をご紹介します。

卒業前に帰任する場合子どもをタイに残せる?

タイのインターナショナルスクールを卒業する前に帰任となった場合、ノンイミグラントEDビザ(教育ビザ)を取得すれば、子どもは卒業するまでタイに滞在可能です。

日本の学校に編入する場合、帰国生を受け入れている学校しか編入できません。

しかし、タイに滞在すれば学習環境は変わらず、また親しい友人と一緒に学校を卒業できます。

子どもがEDビザを取得して滞在する場合、親もノンイミグラントOビザ(保護者ビザ)の取得が必要です。

Oビザは基本的に子ども一人につき、保護者一人分のビザを取得できます。

例えば、子ども2人がEDビザを取得する場合、両親がそれぞれOビザを取得することになります。

長期休みで一時帰国する際に日本の学校に通わせるべき?

日本に一時帰国する際に子どもを日本の学校に通わせるかどうかは、任意です。

人によっては一時帰国する期間だけ日本の学校に体験入学させるケースがあります。

しかし、日本の制度に体験入学はなく、教育委員会によっては実施していないケースもあります。

また、実施していても期間や条件などが違うので注意が必要です。

一時帰国中に日本の学校に通わせたいと考えているのであれば、事前に自治体や学校に確認しましょう。

タイでインターナショナルスクールを選ぶなら子どもの意見を尊重

今回は、タイでおすすめのインターナショナルスクールと、選び方のポイントなどをご紹介しました。

親としては、せっかくインターナショナルスクールに通わせるなら、高度なカリキュラムが学べる学校や、名門大学への進学実績が豊富な学校が良いという方もいるかと思います。

しかし、多くの子どもにとっては慣れないタイの地で学校に通うことは、不安が大きいものです。

インターナショナルスクールを選ぶ際は、学校の特徴をしっかり理解した上でよく話し合い、何よりも子どもの意見を尊重した学校を選びましょう。