タイへの移住や駐在をする際、日本人が多く住む“日本人街”があると大きな安心感につながります。
今回は、タイで人気の日本人街について詳しく紹介します。
タイで快適な生活を送るためには、住みやすいエリアに住居を構える必要があります。
タイ赴任の可能性がある方や今後移住予定のある方はぜひ参考にしてください。
タイの首都・バンコクにある日本人街の特徴
バンコクで日本人街と言えばスクンビットエリアを指します。
スクンビットエリアの中でも、とりわけ日本人が多く住むエリアがいくつかあるので、エリアの特徴も併せて紹介しましょう。
スクンビット
BTS（高架鉄道）ナナ駅からウドンスック駅あたりまで広がるスクンビット通りを中心としたエリアです。
日本人街の中心と言えるエリアで、日本の飲食店はもちろん、生活に必要な日本の食材や、雑貨など多くのお店があります。
日本人学校や幼稚園、日本語の通じる病院、美容院もあるので不自由さはなく、多くの日本人がこのエリアでの生活を希望します。
日本人以外にも、多くの外国人在住者が住んでおり、住みやすいエリアだと言えるでしょう。
アソーク
BTSアソーク駅とMRTスクムウィット駅周辺のビジネス街がアソークエリアにあたります。
交通のアクセスが良いこともあり、日系企業だけではなく海外の有名企業の多くもこのエリアにオフィスを構えています。
アソーク駅近くには、ターミナル21、タイムズスクエアといった大型商業施設があり、フードコートでリーズナブルにタイ料理が楽しめるのも魅力の1つでしょう。
やよい軒や大戸屋といった日本食もあり、週末には日本人だけでなく、地元の人や観光客も賑わう活気のあるエリアです。
プロンポン
BTSアソーク駅とトンロー駅の間にあるBTSプロンポン駅を中心としたエリアです。
プロンポン駅周辺の物件は住民のほとんどが日本人で埋まっている場所もあり、スクンビットの中でも特に日本人が多く住んでいるエリアと言えるでしょう。
日本語の看板、飲食店、お店が数多く立ち並び、日本人が多く集まっているので、日本にいるような雰囲気を味わえます。
駅前に2つのデパートがあるので、このエリア外からも観光客や買い物客が訪れる人気のスポットです。
トンロー
スクンビット通り沿いにあり、BTSトンロー駅からトンロー通りあたりを指します。
大型の商業施設や、観光スポットなどはなく、昔ながらの屋台や商店街が並び、地元民の空気が感じられます。
日本食レストランが多いことでも有名です。
タイの富裕層が多く住むエリアだけあって、家賃は他のエリアと比べて高くなっています。
プルンチット
スクンビットエリアの隣に位置し、BTSプルンチット駅とチットロム駅周辺のエリアにあたります。
この地域は日本人よりも欧米人の割合が多く、東南アジア特有の雑多な雰囲気とは異なる都会的な街並みが特徴です。
外資系の企業や各国の大使館が多くあり、ルンピニー公園や高級デパートが立ち並び、環境の良いエリアと言えます。
都会的な生活を好む方にはおすすめですが、バンコク内で最も物価が高いエリアなので、生活に余裕がある世帯向けかもしれません。
プラカノン
プラカノンはBTSプラカノン駅とプラカノン通りを中心としたローカルな雰囲気が残るエリアです。
プラカノン市場では、新鮮な野菜や食料品、家電や衣料品など多くの物が並び、安く購入できます。
スクンビットエリア内で最も庶民的で下町の空気が残っているので、地元の人に親しまれている印象です。
他のエリアに比べて家賃は割安ですが、日本人向けのお店が少なく、日本人学校も遠いので、家族連れではなく、夫婦や単身の方に向いているエリアです。
エカマイ
BTSエマカイ駅とエマカイ通り沿いを中心としたエリアです。
昔は、タイの富裕層の別荘地として人気があったため、他のエリアと比べて静かで落ち着いた雰囲気があります。
日本人学校もあり、家族で住むにも良いでしょう。
このエリアへ移住者が増加していることもあり、ショッピング施設や飲食店が次々と建てられています。
日本のライフスタイルをコンセプトにした商業施設では、すき家、リンガーハットなど日系の飲食店やダイソーやツルハドラッグといった馴染みの店が入っているので生活しやすい環境です。
落ち着きもあり、利便性が高いエリアなのでますます日本人に人気のエリアになると考えられます。
バンコク以外にもあった！日本人が多いシラチャの特徴
シラチャは日本人に人気のエリアです、と言われても多くの方がピンと来ないのではないでしょうか。
日本ではあまり耳にしないシラチャですが、実はバンコクに次いで日本人が2番目に多く、人気の移住先として注目されています。
ここでは、タイの中でも治安が良く、日本人街として勢いのあるシラチャについて紹介します。
交通アクセス
シラチャはバンコクのスワンナプーム空港から車で南へ1時間15分程度の場所に位置します。
市内の交通機関としては、バンコクで主流のメータータクシーは普及しておらず、トゥクトゥクや小型トラックの荷台部分を改造して客席にしたソンテウとよばれる相乗りタクシーを利用することになるでしょう。
バンコクまで行く場合、電車は1日に1本と限られているのでバスを利用します。
買い物・飲食店
人気のある日本人街ということもあり、日本食のレストランはもちろん、日本の食材や調味料、あらゆる日本製品が容易に手に入ります。
シラチャにある日本人向けのショッピングモールは4つあります。
ロビンソン・シラチャ店
スーパーや銀行などが入った人気のショッピングモールです。
スターバックス、マクドナルド、吉野家といったチェーン店も多く入っており、日本食レストランも充実しています。
Jパーク日本村シラチャ
和風の雰囲気が漂う日本人向けのショッピングモールです。
ロビンソンから車で10分程の距離にあり、飲食店を中心にマックスバリュ、ツルハドラッグなど生活にかかせないお店も出店しています。
イオンシラチャショッピングセンター
日本のイオンと同様の大型ショッピングモールです。
すき家、ツルハドラッグ、リンガーハットなどこちらも日本でお馴染みの店が数多く出店しています。
セントラルプラザ・シラチャ
2021年11月にオープンしたばかりのショッピングモールです。
ファッション、飲食、IT、ジム、銀行、英会話スクールや河合塾など、幅広いサービスを提供しています。
無印良品やユニクロ、モスバーガー、ケンタッキーなど、名前を挙げればきりがありません。
内装も凝っており、今一番シラチャで熱いショッピングモールと言えるでしょう。
ショッピングモール以外では、海に面したエリアなので海を横にタイのシーフードメニューを楽しめるのもシラチャの魅力と言えます。
日本人学校はある？
シラチャの教育環境はとても整っています。
タイには、泰日教会学校という日本の文部科学省から認定を受けた日本人学校が2校あります。
バンコクに1つ、そして残りの1つがこのシラチャにある日本人学校です。
出来る限り日本と同レベルの教育を行っているので、帰国した際、授業についていけなかったり、戸惑ったりする不安は減らせるでしょう。
また、現地のタイの子ども達とも交流を図り、授業の中にタイ語や英語も取り入れているので、グローバルな環境の中子育てができます。
日本人学校の他にもインターナショナルスクールもあるので、教育方針によって子どもに合った学校を選択できます。
タイの日本人街に住むなら日系の不動産会社に依頼すべき！
今回、タイで人気の日本人街について紹介しました。
他の国で生活するとなると、やはり環境が大きく異なるので不安がつきものです。
そういった点でも、まずは住みやすい日本人街で物件を探しましょう。
タイには冠水が多く住みにくいエリアも存在します。
また、現地の業者に物件依頼をして勘違いからトラブルになるケースも多々あります。
安心して現地で生活を送るためにも物件探しは日系の不動産会社に依頼しましょう。
