アルファベットホームの口コミ・評判はいまいちって本当?特徴や入居までの流れも解説

人間の木造模型と吹き出し 不動産会社の口コミ・評判紹介

賃貸物件を探す時には、不動産会社の口コミ・評判を確認し、比較してから利用する方も多いです。

特に、タイへの引っ越しやタイ国内での引っ越しの場合、信頼できる不動産会社を利用したいと思う方もたくさんいるでしょう。

不動産会社は数多くありますが、その中でもアルファベットホームの口コミ・評判はどのようになっているのでしょうか?

今回は、アルファベットホームで賃貸物件に入居するまでの流れや特徴、口コミ・評判を利用者と働く社員別にしてご紹介します。

アルファベットホームを利用して物件探しをしようと思っている方は、この記事を参考にしてみてください。

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アルファベットホームの会社概要

アルファベットホームは、2018年に創業したタイに拠点を構える不動産会社です。

会社概要は以下のとおりです。

【会社概要】
社名:alphabet home Co.,Ltd.
所在地:
2 Jasmine City, 20th floor, Unit 20C, Soi Prasanmitr (Sukhumvit 23),
Sukhumvit Road, Klongtoey Nua, Wattana, Bangkok 10110
代表者:山本 修平
創業年月:2018年1月
資本金:10,000,000 Baht
従業員:31名(日本人6名、タイ人25名)
事業内容:不動産賃貸業、不動産売買、不動産管理業

アルファベットホームには6人の日本人スタッフが在籍しています。

中には日本の不動産会社で経歴を積み、宅建の資格を取得しているスタッフもいるため、安心して不動産に関する相談ができます。

【会社名の由来】
アルファベットホームという社名は、最初から最後までAtoZでサポートを行い、どの瞬間にも安心して満足できる家とサービスを提供したいという想いを込めて名付けられました。

日本の不動産会社だと家探しまでのサポートになることがほとんどですが、タイで快適な生活を送れるように、アルファベットホームでは様々なサービスが用意されています。

物件に入居するまでの流れ

まずは、アルファベットホームで賃貸物件を探し、入居するまでの流れについてご紹介します。

専用フォームから問い合わせ

「お問い合わせフォーム」から賃貸物件を探したい旨の連絡を取ります。

お問い合わせフォームには、家族構成・希望する間取りや広さ・予算・入居を予定している時期・希望エリア・その他希望することなどを細かく記載しましょう。

細かく記載しておけば、その希望条件に合う賃貸物件を探した上でいくつか候補を出し、提案してくれます。

連絡をしてから営業日3日以内に返事がくる流れです。

内覧

内覧する日が決定すると、アルファベットホームの担当者が指定した場所まで迎えに来てくれます。

内覧時には、周辺環境やマイナス部分などの説明も行ってくれます。

9時~17時の間で、土日祝日はもちろん年中無休での対応が可能です。

物件の予約

家賃や契約内容、部屋の状態などは、アルファベットホームの担当者と賃貸物件のオーナーとで交渉・調整などを行ってくれます。

予約をしてから3日以内に、担当者が予約確認書を送ってくれる流れです。

予約確認書には、物件情報や契約期間、契約内容などが細かく記載されています。

契約書へのサイン・支払い

入居日の1週間前までに、契約書と請求書が送られてきます。

契約書へのサインは入居日に、支払い方法は物件によって異なります。

物件のチェック

入居直前には、担当者が部屋のコンディションやインターネット環境などが整っているか、チェックしてくれます。

退去時に問題となり得る場所は、この時点でチェックし、必要に応じて写真を撮っておきます。

入居

アルファベットホームの担当者立ち合いのもと、入居となります。

アルファベットホームは、日本人担当者の完全サポートでの入居が可能です。

アルファベットホームにはどんな特徴がある?

続いて、アルファベットホームの特徴をご紹介します。

どのような特徴を持つ不動産会社なのか、チェックしておきましょう。

レスポンスが早い

お問い合わせをしてから、物件リストを作成されるまでには、3営業日以内と案内されていますが、レスポンス自体は24時間以内に行われます。

連絡をしたのに返事がなかなか来ないといったことがないよう、問い合わせ・内覧・アフターケアなどにも年中無休で対応しています。

火災保険が自動付帯

アルファベットホームの賃貸物件は、契約期間中は火災保険が自動付帯となります。

ただし条件として、契約期間が12ヶ月以上、4万バーツ以上での契約者などがあるので注意が必要です。

火災保険が付帯していれば、火災や水漏れといった万が一の時でも、家財を補償してくれます。

入居後のサポートが充実

アルファベットホームでは、入居後のアフターケア部門の部署が用意されています。

そのため入居後のサポートが充実しており、何かあった時にはすぐに対応してくれます。

入居後のトラブルや更新・退去手続きなども、信頼できる担当者が迅速に対応してくれるので安心です。

退去費用補償

契約期間が12ヶ月以上の方は、退去費用補償サービスが利用できます。

これは、退去時の室内・浴室などのクリーニング費用を、契約金額10%を上限として補償してくれるというものです。

日頃から綺麗に使っていれば、退去時に必要となるダメージ費用を補償額のみで対応することも可能です。

デポジットの返金サポート

物件によって異なるものの、アルファベットホームではデポジットの返金サポートも実施しています。

返金は約30~60日で行われ、銀行口座はタイと日本の両方で振り込みを行っています。

ただし、日本の銀行口座へ送金する際は銀行手数料が発生してしまいます。

この手数料は自身で負担しなくてはならないため、注意が必要です。

また、個人の口座だけでなく会社へのデポジット返金にも対応しており、小切手の譲渡や振り込みでの返金も可能です。

アルファベットホームで物件を探すには?

アルファベットホームでの物件の探し方は、ホームページで検索する方法と「らくらくお部屋探し」のサービスを利用する方法の2種類があります。

それぞれの特徴について解説していきましょう。

ホームページで条件検索が可能

アルファベットホームのホームページにはたくさんの物件が掲載されているため、問い合わせ前にどのような物件があるかチェックすることも可能です。

「賃貸物件を条件から検索」を選べば、エリア・BTS/MRT(最寄り駅)・物件種別・間取り・予算・こだわり条件にチェックを入れて検索できます。

こだわり条件には、2000年以降と2010年以降の築浅物件やスーパー・病院が徒歩圏内、ペット可物件などを細かく指定できます。

「らくらくお部屋探し」で希望の物件を提案してもらえる

らくらくお部屋探しは、メールフォームに必要事項と条件を入力・送信することで、担当者から最良の物件を10件ほど紹介してくれるサービスです。

リストは2営業日以内に送ってくれるため、あまり時間がなく早めに家探しをしておきたい方にも適しています。

希望条件の項目は家族構成から子どもの数、予算、希望エリア、こだわり条件、物件種別、契約形態などを選択できるようになっています。

他にもこだわりたいポイントがあれば、「ご興味のある物件、ご質問やご要望など」に入力すれば希望条件がきちんと反映された物件を提案してもらえます。

口コミ・評判はいまいち?実際はどうなの?

日本とは異なり、タイでは入居後のトラブルや不具合が起こりやすいと言われています。

ここでは、利用者の口コミ・評判をご紹介します。

“24時間以内の返事なんて全く来ない。
というか内覧の時も日本人スタッフが来れなくなったとかで現地のスタッフがくる始末。
まだタイに来て間もないから現地の言葉で離せないし、日本語も片言だし、不信感あったので契約はやめました。”

“アルファベットホームを利用して今の物件に住んでいますが、入居後のトラブルの対応が悪い。
急な水漏れの修繕はすぐに対応してもらえたけど、水漏れが原因で付いたシミがひどく再度連絡するも、もう4日経ってる。
シミって退去時に修繕費請求されるから、できるだけすぐに対応して欲しいのに、その後連絡が一切こない。
水漏れの修繕が終わったから後は知らんぷりなんだろうか?”

“海外勤務で以前からタイで生活しており、今回タイ国内の引っ越しで部屋を探しています。
日本人スタッフも対応してくれるとあってアルファベットホームさんにしてみたけど、日本人スタッフ明らかに少ない・もしくはいないように見えるんですが…。
タイでの生活も長いので、私自身は現地のスタッフでも問題はないんですが、初めてタイに引っ越して来る方が利用したらどうするんでしょうね。
ホームページでは日本スタッフが完全サポートとか書いてあるけど、大丈夫なのかな。”

現地でアルファベットホームを利用した方からは、日本人スタッフが少ない・入居後のトラブルにおける対応が悪いといった声が挙がっていました。

アルファベットホームには日本人スタッフがいますが、人数は少ないというのが現状のようです。

社員からの口コミ・評判も悪い

利用者の口コミには、ネガティブな内容が多くありましたが、アルファベットホームでは、働いたことがある方の口コミ・評判も悪いと言われています。

ここでは、実際にアルファベットホームで働いた経験を持つ方の口コミ・評判をご紹介します。

“現地スタッフによるお客さんへの対応が適当過ぎます。
何度伝えても対応の仕方にムラが出てしまうから、クレームに何度対応したかわかりません。
日本人に対応して欲しいというお客さんも多いですが、現場がそんな状況なので対応したくても対応できないことがしばしばあります。
結局自分だけ頑張って1日終わるので、見切りを付けて早々に帰国しました。”

“現地の方の利用客もいますが、日本人の利用客が多いので、日本人スタッフはとにかく激務。
海外勤務は希望しない人も多いから、そもそも日本人スタッフが少ないし、全部こちら側に仕事が回ってくる。
嬉しい悲鳴と言われればそれまでだけど、日本人はやはり同じ日本人に対応してもらいたいから、自分ばかりやることが多過ぎて嫌になる。
反対に、現地スタッフは暇なこともあるっていう、この違いに落胆する。
頼むからもっと日本人スタッフを寄越してくれ。”

“自分はタイでの仕事はしたことありませんが、知人がタイへの海外勤務が決まり、現在はタイで働いています。
先日、「タイでの仕事どう?」と言ったら「一刻も早く帰りたいもしくは仕事辞めたい」と言っていました。
タイという国には魅力を感じるけど、忙しさの違いに参っていて、仕事するのは日本の方が良いそうです。”

社員の口コミを見ても、ネガティブな内容が多いです。

日本人のスタッフの少なさから仕事が多忙になり、負担が大きくなるという声が挙がっています。

タイ・バンコクの賃貸不動産事情も把握しよう

タイ・バンコクには多くの賃貸不動産会社が存在します。

どの会社に家探しを相談するか迷ってしまう方も多いでしょう。

賃貸不動産会社選びに失敗してしまうと、希望どおりの物件が見つからなかったり、トラブルに巻き込まれたりする恐れが出てきます。

ここでタイ・バンコクの賃貸不動産事情について解説していくので、物件を探す前にぜひ参考にしてみてください。

タイの賃貸物件ではトラブルが起きやすい?

タイの賃貸物件は日本と事情が異なる部分も多く、事前に把握しておかないとトラブルにつながる恐れがあります。

例えば、タイの賃貸物件には家具・家電がすべて揃っている備え付け物件がほとんどですが、入居後に故障・破損してしまった場合はオーナーに交渉した上で修理が必要となります。

特に起こりやすいのは家電の故障です。

エアコンは1年を通して使用するため、日本での生活より故障する頻度は高いと言えます。

万が一故障して勝手に交換していたり、退去時まで故障したまま放置していたりすると、責任問題に問われる可能性があります。

そのため、故障した時点でオーナーに連絡する必要があるのです。

また、騒音トラブルにも注意が必要です。

物件の近くにショッピングセンターや大きめの広場があると、イベント時に舞台が設置され、夜までずっと騒音が聞こえてくる可能性があります。

騒音問題は日本だと非常に多いクレームの1つですが、実はタイだとあまり問題視されておらず、オーナーなどにクレームを入れたとしても十分な対応を取ってくれないケースもあるでしょう。

こうした日本との違いを理解した上で賃貸物件を探すことが大切です。

日系の賃貸不動産会社はタイ系より手数料が高いのは本当?

タイ国内にある賃貸不動産会社は主にタイ人も活用するタイ系と、日本人の従業員が在籍する日系に分けられます。

日系の賃貸不動産会社はタイ系に比べて手数料が高いとされていますが、これは本当なのでしょうか?

実はどの賃貸不動産会社を利用しても、オーナーからもらう仲介手数料は1ヶ月分になります。

しかし、日本とは仲介手数料のシステムが異なり、タイだと一般的には借主から手数料を取ることはありません。

しかもオーナーから2ヶ月分の手数料をもらえるわけでもないため、賃貸不動産会社が効率的に利益を出すには高価格帯の物件に入居してもらう必要があります。

こうした理由から、日系の賃貸不動産会社は手数料が高いわけではないものの、高価格帯の物件を紹介してくるため、家賃の負担が大きくなってしまうケースも考えられるでしょう。

それでも日系の賃貸不動産会社で物件を選んだ方が良い理由

日系の賃貸不動産会社には高価格帯の物件を紹介するところが多く見られますが、それでもタイ系ではなく日系の賃貸不動産会社に依頼した方が良いです。

その理由について解説していきましょう。

入居後もサポートしてくれる

タイ系と日系の大きな違いとして、入居後のサポートが挙げられます。

多くのタイ系賃貸不動産会社は入居後のサポートは行っておらず、また質問をされない限り物件のデメリットも伝えないことが多いです。

一方、日系の賃貸不動産会社は住んでからのことも考慮して、案内時には必ず物件のデメリットを伝えてくれます。

また、営業とは別に物件管理やアフターケアを手掛ける部署を設けているケースもあり、入居者がタイで快適な暮らしを送れることを目指しています。

様々な特典を得られる

現在、日系の賃貸不動産会社の数は増えており、競争率も高まっています。

紹介する物件で他社と差をつけることは難しいため、日系の賃貸不動産会社では様々な特典を用意しているケースが多いです。

例えば、タイ・バンコクを中心に賃貸物件を紹介している「ディアライフ」では、入居期間中に家具・家電の故障が見られた場合に修理費用を負担してくれる補償サービスや、ウォーターサーバーの無料レンタルなどが利用できます。

タイ系でも成約時に特典を得られるところはありますが、日系ほど内容は充実していません。

物件探しをするならアルファベットホーム以外を選ぼう

アルファベットホームは、レスポンスは早い・入居後のアフターサポートが充実しているといった特徴がありますが、口コミ・評判を見ると、タイでの対応は不十分で、不満の声を挙げている方も少なくありません。

タイに日本人スタッフはいるものの、人数が少ない分忙しくなりがちで、サービスの質が下がってしまうようです。

スタッフの対応やサポート体制を求めるのであれば、アルファベットホームの利用は注意が必要です。

タイで物件探しをする際は、アルファベットホーム以外の不動産会社も検討してみましょう。