タイの引っ越しを徹底解説!タイ国内or日本からの引越しの注意点とおすすめ業者

世界地図とトラックの模型 タイ・バンコクの暮らし

タイに引っ越しが決まった、またはタイ国内で引っ越しの予定がある方は、何からするべきか、どこに頼んだら良いか悩んでいませんか?

今回は、タイの引っ越しについて、注意点から必要な手続き、さらに引っ越しに便利なおすすめの不動産会社や引っ越しサービスまで、徹底解説していきます。

タイの引っ越しでお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。

バンコクでおすすめの不動産屋

タイ国内で引っ越しする際に必ずすべきこと

タイに在住していて、「もっといい場所に引っ越ししたい」、「家族が増えたのでもっと広い家に引っ越ししたい」など、様々な理由から引っ越しを考える方も多いでしょう。

まずはタイ国内で引っ越しをする際に、必ずすべきことから解説していきます。

インターネット回線の解約

インターネットは今や生活の必需品であり、タイに住んでいる日本人でもほとんどの方が利用しているかと思います。

もし利用している場合は、引っ越しの際にインターネット回線の解約を忘れないようにしましょう。

その際に、注意すべきなのが契約期間です。

タイのインターネット会社は、最低契約期間を1年または2年に設けており、中途解約になると違約金が発生する可能性があるので確認が必要です。

浄水器の手続き

タイでは、水が古い配管を通して各家庭に送られることが多いため、水道水をそのまま飲むことができず、浄水器を付けている家も多いでしょう。

浄水器を家に設置している場合は、浄水器業者に引っ越しの連絡をして移設をお願いする必要があります。

住所変更の手続き

タイで暮らしている長期滞在者は、住所が変わってから24時間以内に最寄りの警察または管轄入国管理局に住所変更届を提出する必要があります

24時間を過ぎたからといって特に罰則を受けることはないようですが、早めに出しておいた方が間違いないでしょう。

住所変更届を提出する際に一緒に必要な書類は、アパートであれば賃貸契約書のコピーや大家のタビアンバーン(アパートの登記簿)のコピー、大家のIDカード、自宅の場合は、家主のタビアンバーンとコピー、家主のIDカードとコピーです。

タイ国内で引っ越しするために必要なもの

タイ国内で引っ越しが決まった後は、荷造りにとりかかりましょう。

途中で必要なものが足りなくならないように、作業開始前に必要なものを準備します。

ここでは、荷造りに必要なものや引っ越しに便利なものを紹介します。

ダンボールや梱包材

荷物を積めるためのダンボールや壊れやすいものを守るために梱包材を用意します。

割れやすいものなどは、新聞紙などで厳重に包み、間に梱包材などを挟でください。

段ボールは1人暮らしの場合であれば約20個、家族であれば50個程度用意すると良いでしょう。

ビニール袋

ビニール袋は洗剤など液体のものを詰める際に使用します。

誤って蓋が開いてしまっても液漏れで他の梱包物を汚すことを防ぐことができます。

また、引っ越し業者が用意する段ボールが中古の場合もあるでしょう。

汚したくない衣服やタオルなどは、あらかじめビニール袋に入れた状態で準備し梱包します。

ガムテープ

ガムテープは段ボールを閉じたり、補強したり、荷物を固定する際に利用します。

値段が安いガムテープの場合、粘着力が弱く、段ボールの底が抜けてしまう可能性が高いです。

補強が弱いと、中のものが抜け落ちて壊れたり、また一から梱包し直したり手間がかかってしまいます。

少し価格が上がりますが、梱包に使用するガムテープは紙よりも布製のガムテープを選ぶと良いでしょう。

一方、家具の扉や引き出しなどの固定で使用する場合は、粘着力が弱いテープの方が望ましいです。

粘着力が高いテープをはがした場合、塗装が剥げてしまったり、キズがついたりする恐れがあるからです。

粘着力が弱く剥がしやすいマスキングテープなどがおすすめです。

ビニール紐や結束バンド

ビニール紐や結束バンドは、段ボールに入りきらないものや傘や本、コードなどをまとめる際に使用します。

重くなって底が抜けそうな段ボールにビニール紐を巻き、補強することも可能です。

サインペン

引っ越し先でどの部屋にどの段ボールを移動させるのか、また開封に迷わないためには、サインペンで中身がわかるようにしておく必要があります。

梱包を続けていると、どの段ボールに何を入れたのかわからなくなります。

そのため、梱包が済んだらすぐに中身を記入していくようにしましょう。

また、契約書のサインでも必要となるので、サインペンは手元に用意しておくと安心です。

軍手

重い荷物を運ぶ際は、怪我や滑り防止のために軍手を用意しておくと安心です。

家具を運ぶのであれば、ゴムでコーティングされた軍手を使うと良いでしょう。

手から滑り落ちるのを防ぎます。

タイ(バンコク)の引っ越しに便利な特典が付く不動産会社5選

続いて、タイの中でもバンコクにある引っ越しに便利な特典が付くおすすめの不動産会社をご紹介します。

ディアライフ by RENOSY

ディアライフ by RENOSYには、成約特典として1年以上の契約でバンコク・シラチャの引っ越し代金を負担してもらえるサービスが付いています。

その他にも、以下の様々な成約特典があります。

  • 入居後~退去まで専任の日本人チームがサポート
  • 全物件「住宅保険」付き
  • セレッソ大阪サッカースクール・バンコク校とムエタイ×フィットネス「Migaku」の優待
  • タイで使える携帯電話「ベリーモバイル」の基本料金半額
  • クラウドルームが3ヶ月無料で使える
  • バンコクの脱毛サロン「Salon de six」の優待

希望の条件を伝えて、後はプロが部屋を探してくれるのを待つだけのおまかせ物件探しや、好きな場所にいながら内見できるオンライン内見も便利で人気のポイントです。

内見は、日本人スタッフが案内してくれるので安心で、さらに入居後もカスタマーサービスの日本人スタッフにより充実のサポートを受けられます。

アーバンランド

バンコクの賃貸不動産の中でも、日本人が生活しやすいエリアにある物件を、主に日本人駐在員向けに取り扱っているアーバンランドでも、引っ越し代金負担の特典が付いています。

人気のポイントは、日本人駐在員が多く住むスクンビットエリアを中心に、不動産販売をしている点です。

また、ウェブマガジン「スクンビッター」を運営し、バンコクでの部屋探しに役立つ情報の発信も行っています。

さらに、不用品の買取りも行っており、事前に予約すると引っ越しの際に出る不用品を無料査定して買取り金額に納得すると、現金で支払いを受けることができます

アルファベットホーム

アルファベットホームでも、1年契約以上の成約でバンコク市内の引っ越し費用を負担してもらえるサービスが受けられます。

搬出・搬入作業はもちろんのこと、梱包作業や開梱作業も引っ越し業者に任せられます。

問い合わせに対し24時間以内にレスポンスがもらえるのも人気の理由です。

また、希望の条件と一致した物件リストが、問い合わせから営業日3日以内に送られてくる、物件の見学やアフターケアも年中無休で受け付けているなど、スピーディーな対応が選ばれているポイントです。

アフターケアに関しては、部屋の紹介をした営業担当者と一緒に「アフターケア部門」の日本人スタッフが、入居後のトラブルに対応してくれます。

他にも火災保険の自動付帯や退去費用補償サービスが付いています。

すずき不動産

すずき不動産は、豊富な物件数とアフターサービスが魅力の不動産会社です。

日本人によるサポートがあるため、安心して物件探しの依頼ができるでしょう。

また、独自のサポートセンターを設置しているため、入居前のサポートから不具合対応、退去時のデポジット返金などの対応もスムーズです。

すずき不動産のおすすめポイントは以下のとおりです。

  • 引っ越し費用全額負担
  • 礼金、仲介手数料無料
  • 40,000バーツ以上の物件成約でウォシュレットのサービスまたは電化製品無料
  • 生活総合保険無料(退去時のお部屋のダメージを補償)
  • 住まいのデータを一括管理、生活を便利するお部屋カルテの導入
  • ラインやスカイプを使って内見ができる
  • 日本帰国時にはデポジットを立て替えて返金

生活総合保険へ無料で加入でき、納得のいかないダメージの場合は、すずき不動産が全額負担するため、退去時のトラブルを防ぐことができます。

スックリビング

スックリビングは、充実のアフターサービスが魅力の不動産会社です。

また、タイ・バンコクの不動産物件を豊富に取り扱っているためバンコクで物件を探している方におすすめできます。

現地の立地を熟知した不動産のプロがサポートするため、入居後も安心して新生活をスタートできるでしょう。

スックリビングのおすすめポイントは以下のとおりです。

  • タイ、バンコクの賃貸物件の礼金、仲介手数料完全無料
  • タイ不動産のプロが担当なので、条件や希望に合った物件を紹介できる
  • 24時間安心サポート!緊急時でも対応できる物件を紹介
  • 自宅からリモート内見が可能
  • スックリビングが運営する専用サイトからは360度内見サービスが利用できる
  • バンコク最大級の不動産物件データを完備!最適な物件が見つかる!
  • 現地内見はお客様専用車、専用ドライバーが案内

不動産会社の特典以外で引っ越しサービスを利用したい場合は?

不動産会社を利用して引っ越し先の物件を決めた場合は、その会社が引っ越し業者の手配や引っ越しの手伝いを行ってくれる場合もあります。

しかし、すでに住む場所が決まっていて不動産会社を通さない場合は、自分で引っ越しの手配をしなければいけません。

ここからは、自分で引っ越しの手配をする際に利用できるサービスをみていきましょう。

日系の引っ越し業者に依頼する

タイにも引っ越しサービスを提供する会社はありますが、日系の引っ越し業者であれば日本語が通じるため安心です。

そこで、バンコク市内にある日系の引っ越し業者を3社ご紹介します。

商船三井引越センター

商船三井は、海外引っ越しの老舗です。

スタッフが梱包から搬出、輸送、新居への搬入まで全て行ってくれるので、仕事などで忙しく時間がない方に便利です。

料金は荷物の量や要望によって変わり、日本語で見積もりを依頼すると、担当者が家まで下見に来てくれます。

ヤマト運輸

梱包サービスの質の良さを求めるなら、ヤマト運輸がおすすめです。

専門のトレーニングを受けたスタッフが、丁寧な梱包を行ってくれる上、日本人もしくは日本語ができるタイ人スタッフが家まで来て、梱包明細書を日本語で作成してくれます。

予算や都合の良い日程に合わせた、カスタムメイドの引っ越しサービスを提供しているのも特徴です。

クラウドムービング

クラウドムービングは、荷物が少ない方向けの格安引っ越し会社です。

段ボール10個程度で収まるようであれば、大型バン1台と運転手兼引っ越しスタッフ1名が付いて1,000バーツ/1時間のプランで利用できます。

スタッフを追加したい場合は、1名につき500バーツ/1時間と料金形態も明解です。

段ボールやガムテープは事前に無料で提供してもらえますが、梱包は自分で行います。

タイ国内の配送サービスを利用する

荷物が少なく、引っ越し業者に頼むほどではないという方は、タイ国内の配送サービスを利用する方法もあります。

段ボール5つと衣装ケース2、3個くらいであれば、lalamove(ララムーブ)といったアプリが便利です。

本来は宅配便として使うサービスですが、少量の荷物で済む引っ越しにも利用でき、引っ越し業者に依頼するよりかなりコストを抑えて引っ越しができます。

日本・タイ間で引越しする場合は?

日本からタイ、またはタイから日本への引っ越しが決まったら、海外引っ越しサービスを提供している業者を選びましょう。

海外引っ越しサービスを提供している業者でおすすめなのは、以下のとおりです。

日本通運

日本通運では船便・航空便を選べるプランが揃っています。

さらに荷物の少ない留学生や単身赴任におすすめのプラン、荷物量が多い家族におすすめのオーダーメイドプランなどがあるため、自身の希望に沿ったプランを選んでみましょう。

また、日本通運では日本からタイへの引っ越しはもちろん、タイから日本への引っ越し、海外間での引っ越しにも対応しています。

サカイ引越センター

サカイ引越センターは海外への引っ越しでも自社便・自社スタッフが対応してくれます。

予算に合わせてプランニングをしてもらうことができ、なおかつ万が一のことが発生した場合でも安心の保険が用意されています。

また、タイに海外赴任することが決まった場合に、家具・家電といった家財を長期間預けてくれる「家財保管サービス」があることも、サカイ引越センターの強みです。

日本からタイへ引っ越す時に注意したいこと

荷物を送る場合に気を付けたいのは荷物が届くまでの日数です。

日本からタイへ荷物を送る時にかかる日数は、航空便だと約10~14日、船便だと約1~2ヶ月かかることもあります。

特に船便だとかなり時間がかかってしまいますし、情勢や祝日などが重なるとさらに受け取るまで時間がかかってしまう場合もあるので注意してください。

タイへ送る荷物にも注意!

無事に荷物が受け取れるよう事前準備は必要です。

ここでは、タイへ荷物を送る際に注意したいポイントについて紹介します。

税金がかかるもの

一般的に新しい商品には税金が課されると考えておきましょう。

その他、送る品目に関係なく、数量や金額が家族や個人の使用範囲を超える場合も注意が必要です。

到着時の税関で課税されたり、輸入が制限されたりするケースもあります。

航空便での輸送に向かないもの

基本的に、パソコンなどの精密機器や破損の恐れがある高級食器類、装飾品などは航空便には適しません。

繊細で壊れやすいものはできるだけ船便を利用するようにしましょう。

日本に持ち帰る際に規制を受けてしまうもの

日本から持参したものでも、日本に持ち帰る際に規制を受けてしまう場合もあります。

個数や輸入制限の他にも輸出国政府機関からの検査証明書が必要になるケースもあります。

法令規制を受けないよう確認しておきましょう。

  • 動植物
    米、豆、果実、野菜、切り花、種子、球根、土、土が付着しているもの、生きている動植物、ワニ皮製品などのワシントン条約該当品など
  • 医薬品医療機器
    使い捨てコンタクトレンズ、外用剤(軟膏、点眼薬等)、育毛剤などの医薬品、化粧品、電気マッサージ器、血圧計、CPAP-睡眠時無呼吸症候群治療器具、聴診器、電子タバコキットなど

タイで引っ越し業者を選ぶならサービス・サポート内容をチェックしよう

タイにもたくさんの引っ越し業者がありますが、できれば日本語が通じる業者に頼みたいという方も多いでしょう。

特に、初めて日本からタイへ引っ越す場合は、タイ語だけではなく、日本語で対応してもらえる日系の引っ越し業者や、物件探し自体を日系不動産会社に依頼するのがおすすめです。

日系不動産会社の中には、アフターサービスが充実していたり、様々な成約特典が付いていたりするところもあります。

これから日本からタイへ、またはタイ国内で引っ越しの予定がある方は、今回の記事を参考に引っ越し準備を進めてみてください。