タイへ赴任が決まった場合、何からしたら良いのでしょうか?
「行けば何とかなるだろう」と下調べをしないでおくと、現地で恥をかいてしまうかもしれません。
せめて、最低限のマナーくらいは知っておきたいところです。
そこで今回は、タイがどのような国なのか、基本情報から注意すべきマナー、家の探し方までご紹介していきます。
タイ赴任が決まったら?現地の事情を把握しておこう
タイは観光や移住先としても人気のある国です。
まずは、タイの基本情報や食文化などからみていきましょう。
タイの基本情報
タイは、東南アジアの中心部に位置し、国土は日本の1.4倍ほどです。
首都はバンコクですが、現地では通称「クルンテープ」と呼ばれています。
人口は約6,600万人で、そのうち85%がタイ族、10%が中華系、その他5%はインド系やマレー系、ラオス系など様々です。
平均気温は、年間通して30℃前後あり、熱帯性モンスーン気候の国です。
日本のように四季がはっきりしておらず、3月~5月は気温が高く暑い「暑気」、6月~10月は雨が多い「雨季」、反対に11月~2月は雨がほとんど降らない「乾季」と呼ばれています。
言語
タイの公用語はタイ語で、地方によっては方言もあります。
さらに、山岳に住む少数民族の間では、独自の言語が使われています。
観光地やホテルでは、英語でのやり取りが可能ですが、屋台や飲食店などでは、
ごく簡単な英語しか通じないことが多いです。
交通
日本と同じように、タイにも鉄道やバス、タクシーなどの公共交通機関がありますが、交通渋滞が多いのが難点です。
そこで、多くの人はミニバスやバイクタクシー、トゥクトゥクといった小回りが利く独自の交通手段で移動しています。
食文化
タイは南北に細長く伸びている国で、地域によって食文化は、大きく異なっています。
南部では、スパイスが豊富な辛い料理、東北部では辛さに加え味付けが濃い料理が多いのに対し、北部ではマイルドな味の料理が好まれています。
また、バンコクを中心に様々な市場があるのも特徴で、魚介類やフルーツなど豊富な食材が手に入ります。
さらに、ナイトマーケットではたくさんの屋台が立ち並び、外食文化のあるタイ人や観光客でにぎわっています。
医療
医療面で心配な方もいるかと思いますが、バンコクの国立または私立病院であれば、日本の病院と比べても遜色のない治療が受けられます。
中には、日本語通訳が常駐している病院や、日本の医学部卒業の医師がいる病院もあり、タイ語や英語に不慣れな人でも安心です。
学校
家族で渡航する場合は、子どもが通う学校も気になる所です。
バンコクはタイの中でも日本人の割合が高く、多くの日系幼稚園やインターナショナル幼稚園があります。
中学部まで通える日本人学校もあり、特にバンコク日本人学校は歴史があり、バンコクに駐在している日本人がたくさん利用しています。
タイへの赴任で知っておきたい現地のマナー
続いて、現地のマナーについて解説します。
日本では問題ないようなことも、マナー違反になる可能性があるので、事前にチェックしておきましょう。
王族・仏教に関するマナー
タイでは、特に王族や仏教に関して厳しいマナーがあります。
王族や王室の批判は、不敬罪にあたり外国人であっても禁固刑の対象です。
国王が代替わりした2019年以降は規制が緩やかになっているようですが、それでも注意が必要です。
仏教に関しても厳しく、仏像の頭より高い位置に自分の頭を出して写真を撮ることも禁止されています。
さらに、寺院の本堂に入る際は靴を脱ぐ、女性は僧侶や仏像に触れない、公共交通機関などでは僧侶に席を譲るなど、仏教に関しては様々なマナーがあります。
人間関係におけるマナー
人間関係においても、特有のマナーがあります。
例えば、タイ人はプライドが高い性質から、特に人前で怒られることを嫌います。
大きな声で注意することも下品とされ、軽蔑される可能性があります。
また、タイ人の本名はとても長いことから、普段はお互いをあだ名で呼ぶことが当たり前です。
ビジネスの際は下の名前で呼ぶのが普通のため、仕事関係者の名前を把握しておくことが必要です。
タイでは、基本的にお金がある人が食事を奢るといった習慣があるため、仕事で現地の人と食事に行く際は覚えておきましょう。
その他のマナー
その他にもたくさんのマナーがありますが、最後にその一部として喫煙と食事に関するマナーを紹介します。
煙草を吸える場所は決まっていて、禁煙区域で吸った場合は最大2000バーツの罰金です。
食事に関しても、食器を持ち上げたり口を付けたりするのはマナー違反です。
さらに、麺を食べる時は音を立てずに食べるなど、日本と大きく異なります。
タイ赴任で家探しをするなら?
タイの基本情報と文化を知ったら、次は家探しです。
タイでよく見かける住宅の種類
タイで日本人が多く住んでいる物件は、主に以下の3種類です。
サービスアパートメント
ホテルとアパートの機能を兼ね備えた住宅で、生活に必要な家具が揃っていて、掃除やベッドメイキングなどのサービス付きです。
アパート
オーナーが、建物全体の管理をしている住宅です。
タイでは、アパートよりコンドミニアムの方が多く存在します。
コンドミニアム
アパートと大きな違いはありませんが、一室ごとに管理されていて部屋ごとに内装や間取りが違うことから、家賃も部屋によってばらつきがあります。
家賃相場はいくら?
家賃相場は、駐在員向けの家と、タイの現地法人から直接雇用されている現地採用者向けの家とで大きな差があります。
現地採用者向けの家賃の相場は、8,000~20,000バーツ程度です。
駅チカの新築でありながら12,000バーツという家もありますが、まずは、10,000バーツを目安に探すと良いでしょう。
タイでの部屋探しにおすすめの不動産会社
言葉が通じない土地で部屋を探すのは、大変な作業で不安も大きいため、できるならプロにお願いしたい方もいるかと思います。
そこで、タイで部屋を探すならディアライフがおすすめです。
ディアライフには、安心して部屋探しができる以下のような特徴があります。
案内は日本人スタッフ
日本人のライフアドバイザーが、専用車で物件の案内をしてくれます。
質問にもその場で回答してくれるので安心です。
全物件住宅保険付き
入居中の盗難、水漏れなどの修理にも備えた無償の住宅保険は、タイでは唯一です。
礼金・仲介手数料なし
礼金や仲介手数料が一切かからないため、余裕を持って新生活をスタートできます。
引っ越し代金を負担してくれる
「家族が増え手狭になった」、「気分転換したい」など住み替えを希望する場合、バンコク内であれば引っ越し代金を負担してもらえます。
家族向けに様々な特典がある
お子様にはセレッソ大阪サッカースクール・バンコク校、奥様にはムエタイ×フィットネスジム「Migaku」のレッスンが無料で受けられる優待付きです。
充実のアフターサービス
入居後のトラブルも気軽に相談できます。
契約の更新や住み替え、退去時も、カスタマーサービスで経験豊富な日本人スタッフがサポートしてくれます。
さらに、日本にいながらオンラインで内見ができます。
インターネット環境さえあれば、無料でパソコンやタブレット、スマホでも利用可能です。
その他、タイでおすすめの不動産会社も紹介しているのであわせてご覧ください。
タイに赴任したあと困らないように現地について知っておこう
タイに赴任が決まったら、できるだけ事前に準備を整えておくことが大切です。
現地に行ってから、恥をかいたり後悔したりしないためにも、この記事を参考にタイの基本情報やマナーを覚えておきましょう。
さらに子どもがいる場合は学校の下調べも必要で、特に家族が多いほどやることも多くなります。
部屋探しの際はプロに頼み安心できる物件を探しましょう。