タイ・バンコクは移住先として人気のある都市です。
日本人街があったり、親日国でもあることから日本人に優しかったりするなど、様々なメリットがあります。
しかし、「タイ・バンコクへの移住はやばい」という噂が立っていることも事実です。
そこで今回は、バンコクへの移住がやばいと言われている理由や、移住で失敗しないための押さえておきたいポイントをご紹介します。
バンコクへの移住を考えているものの、やばいという声を聞いて少し不安になっている方は、ぜひ参考にしてください。
バンコクへの移住がやばいと言われている理由
まずは、なぜバンコクへの移住がやばいと言われているのか、その理由についてご紹介していきます。
バンコクへの移住がやばいと言われている理由は以下の5点です。
- 日本と文化が違う
- 安全面で気になる部分がある
- インフラのトラブルが起きる場合もある
- 物価がそれほど安くない
- 大気汚染が問題視されている
日本と文化が違う
いくらタイが親日国であっても、海外なので日本とは大きく文化が異なります。
例えばタイは国民の95%以上が仏教徒であり、宗教を重んじる国でもあります。
寺院だと露出の多い服装やサンダルで訪れるのはNGですし、女性は僧侶に触れてはいけないという規則も設けられています。
このような細かいルールに気づかなかった結果、移住先で問題行動を起こしてしまう可能性もあるでしょう。
また、言語の壁もあります。
観光地では英語や日本語が通じることもありますが、その他の地域ではタイ語が公用語として用いられています。
バンコクには日本人街もあり、日本語が通じるケースもありますが、タイ語がわからないと日常生活で不便に感じてしまう可能性もあるでしょう。
安全面で気になる部分もある
日本は世界の中でも特に安全な国と称されているため、犯罪に巻き込まれてしまうリスクは低いです。
バンコクも日本人街などは比較的安全ですが、日本人=お金を持っているというイメージが付いていることで、詐欺や軽犯罪に巻き込まれる可能性があります。
また、タイ国内では政治運動も行われており、テロが発生して巻き込まれる可能性もあるかもしれません。
他にも、バンコクの道路は車やバイク、トゥクトゥクなどの乗り物が多く行き交っており、交通事故の発生頻度も非常に高いです。
交通事故のリスクが高いことから、企業によっては運転を禁止しているケースもあるほどです。
こうした安全面で気になる部分があることから、バンコクへの移住はやばいと言われています。
インフラのトラブルが起きる場合もある
バンコクは都市化が進んでおり、インフラも整備されてきてはいるものの、まだ完全ではありません。
そのため、地域によっては月に1回程度停電または断水が起きてしまうケースもあります。
インフラのトラブルは高級コンドミニアムに住んでいたとしても引き起こってしまうため、日本の生活に慣れている人がバンコクへ移住すると不便に感じてしまう場合もあるでしょう。
また、タイは気候が1年で乾季と雨季に分かれており、雨季になると激しい雨が何度も降り続くことで冠水することも少なくありません。
未だに排水設備が整っていないため、冠水すると元に戻るまである程度時間がかかってしまいます。
物価がそれほど安くない
「タイ=物価が安い」というイメージを持っている方も多いですが、それは以前までのイメージであり、現在はそれほど安くない状態が続いています。
アメリカのコンサルティング会社が行った生計費の調査では、バンコクは世界209都市中46位で、東南アジアの中ではシンガポールに次ぐ生計費の高さであることが分かっています。
特に食材などはタイ人と同じものを食べていれば安く済ませられるかもしれませんが、日本食を食べようとすると食費がかさみやすいので注意が必要です。
大気汚染が問題視されている
タイは車やバイクを利用する人が多いことや、バンコクの都市化、チェンマイの焼き畑農業などの影響で大気汚染が問題視されています。
特に乾季の1~2月は汚染が深刻になり、健康被害も増えているので注意が必要です。
近年は国が大気管理プロジェクトを始動しましたが、実際に効果が表れるのはまだ先になる可能性が高く、しばらくは大気汚染に注意しなければいけない時期が続くでしょう。
バンコク移住を失敗させないために押さえておきたいポイント
バンコク移住がやばいと言われる理由について解説してきましたが、ポイントを押さえておけばやばいと言われるバンコクに移住しても失敗せずに済みます。
ここでは、バンコク移住を失敗させないために押さえておきたいポイントをご紹介します。
移住費用はしっかりと用意しておく
バンコク移住で失敗しないために、まずは移住費用をしっかりと用意しておくことが大切です。
物価が安いというイメージが先行して、そこまでお金を用意せずに移住してしまうと、想像以上に生活費がかかってしまう場合があります。
どれくらいあれば安心かは人によって異なりますが、すでに働く場所が決まっているのであれば50~100万円程度を用意しておくと安心です。
日本人が多いまたは近郊のエリアを選ぶ
バンコクを含め、海外での生活が初めてという方は、日本人が多いまたは近郊のエリアを中心に家探しを行うのがおすすめです。
日本人が多いエリアだと日本人向けのサービスを提供するお店や、日本語が通じるお店も少なくありません。
中には日本の食材が手に入るスーパーなどもあります。
バンコクならトンローやエカマイ、オンヌット、プラカノンあたりのエリアを選ぶと良いでしょう。
タイの文化や宗教について調べておく
バンコクでの生活で失敗しないためには、あらかじめタイの文化や宗教について調べておくことも大切です。
上記でもご紹介したように、タイは仏教の国ではありますが、日本と異なる仏教が信仰されています。
信仰するものが違うということは、ルールやマナーも異なるのは当然です。
どんなことを行ってはいけないのか、どういった文化が根付いているのか、などは日本にいても調べられるため、事前に確認しておくようにしましょう。
最低限のタイ語を覚えておく
観光客の多いエリアだと英語や日本語が通じることも多いですが、そうでないエリアでは基本的にタイ語が使われています。
移住する上で現地の人とコミュニケーションを取るためにも、最低限のタイ語は覚えておくようにしましょう。
困った時は日系不動産に相談するのがおすすめ!
バンコクへ移住した際に困ったことがあれば、日系不動産に相談するのもおすすめです。
ディアライフ by RENOSYでは「お客様相談室」を設けており、物件の案内や契約だけでなく、生活する中で発生したトラブルの相談にも対応してくれます。
例えば入居後に電化製品が壊れてしまったものの、タイ語で修理依頼ができない場合などはお客様相談室に相談するとすぐに対応してもらえます。
他にも退去時に補修費の減額交渉やデポジットの返金手続きまで、すべて代行して行ってもらえるので安心です。
海外移住が初めてで不安なことも多い場合は、ディアライフ by RENOSYのようなアフターフォローが充実している日系不動産に相談してみましょう。
バンコクへの移住はやばいという声もあるけど、ポイントを押さえておけば問題なし!
今回は、バンコクへの移住がやばいと言われている理由や、移住先で失敗しないためのポイントについてご紹介してきました。
バンコクは大気汚染や治安、日本との文化や言語の違いなどから移住後に不満が生じてしまうケースもあるでしょう。
しかし、あらかじめタイやバンコクについて知り、お金や住む場所などの準備を万全にしておけば、失敗も回避しやすくなるでしょう。
また、困った時に相談できる日系不動産を利用すれば、より快適にバンコクでの移住生活を送れるようになります。
バンコクの移住で失敗しないためにも、今回ご紹介したポイントを押さえて移住への準備を進めていきましょう。